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生活習慣病

生活習慣病とは

生活習慣病

過食や偏食をはじめ、運動不足、タバコやお酒といった嗜好品の過剰摂取など、生活習慣が原因で起こる慢性疾患を総称して生活習慣病と言います。代表的な病気としては、糖尿病、高血圧、脂質異常症(高脂血症)などがあります。

生活習慣病の多くは、自覚症状がほぼ現れません。そのため気づかぬうちに動脈硬化などが進行し、気づいた時には虚血性心疾患(狭心症や心筋梗塞など)を引き起こしていたということも少なくありません。

また、複数以上の生活習慣病を患うようになると心臓病や脳卒中を発症するリスクはさらに高まり、生命にも関わってきますので要注意です。しかし、日頃の生活習慣を見直すことで予防や改善につながります。

具体的には、飲みすぎ、食べ過ぎに注意してバランスの良い食生活に努める。肥満(とくに内臓脂肪型肥満)は高血圧や糖尿病など生活習慣病を招きやすい原因なので体重の変化に気をつける。適度な運動(1日30分程度のウォーキング程度の有酸素運動)をする。禁煙・節酒を実践する。十分な睡眠をとり、リラックスした日々を過ごすようにする、などです。症状が現れる前に早めに生活習慣を改善されるのも予防対策のひとつです。

代表的な生活習慣病

メタボリックシンドローム

肥満は生活習慣病の発症リスクが高くなります。なお肥満には、上半身肥満と下半身肥満の2つのタイプがあり、上半身肥満は内臓の周りに脂肪がつきやすい「内臓脂肪型肥満」の割合が高いとされています。

この型の場合は、内臓の周囲に脂肪が溜まってお腹がぽっこり出ている状態なので、血糖、血圧、血中脂質値などの値が異常をきたしやすく、糖尿病、高血圧、脂質異常症(高脂血症)などの生活習慣病が重なりやすいことが知られています。

このような内臓脂肪型肥満に加えて、血圧・血糖・血中脂質のうちの2つ以上が基準値を超えている状態を「メタボリックシンドローム」(内臓脂肪症候群)と言います。メタボリックシンドロームの患者さんは、血糖、血圧、血中脂質などの値がそれほど異常でなかったとしても、それらが重なることによって動脈硬化が一層進展しやすくなり、心筋梗塞や脳血管障害など、生命にもかかわる心血管事故が起こるリスクを高くしてしまいます。

メタボリックシンドロームの診断基準

メタボリックシンドロームを判定する方法として腹囲測定があります。これはおへその位置で腹囲を測定し、男性で85cm以上、女性で90cm以上の腹囲がある場合は、メタボリックシンドロームの疑いがあるとされます。そして、血圧、血糖値、血中脂質の項目で2つ以上基準値を超えている場合、メタボリックシンドロームと診断されます。メタボと判定されたら生活習慣の改善による予防を行うようにしてください。

腹囲測定
  • 内臓脂肪型肥満:ウエスト周囲径(立位・軽呼気時・臍レベルで測定)
    男性:≧85cm
    女性:≧90cm
内臓脂肪型肥満の方で下記2つ以上の項目で基準値を超えるとメタボと判定
  • 血中脂質(脂質異常)
    血液検査で中性脂肪値(トリグリセライド)が150mg/dL以上、またはHDL(善玉)コレステロールが40mg/dL未満である
  • 血圧(高血圧)
    最高血圧が130mmHg以上、または最低血圧が85mmHg以上である
  • 血糖値(高血糖)
    空腹時の血糖が110mg/dL 以上である

糖尿病

糖尿病とは、常に血糖値の高い状態が続くことを言います。血糖(ブドウ糖)とは血液に含まれる糖分のことで、血糖の量が血糖値です。この血糖値は食事すると増加します。インスリン(膵臓から分泌されるホルモンの一種で、血液中の糖分を組織に取り込ませ、血糖値を下げる働きをする)の機能が正常に働いていれば、血糖値は下がります。

ただ何かしらの原因によって、インスリン分泌量が減少したり出なくなったりすると、ブドウ糖が血液中に留まりつづけ、血糖値が常に高い状態になるのです。そしてこれが長い期間続き、血管がダメージを受け、体の様々な部分で合併症を引き起こします。糖尿病網膜症、糖尿病腎症、糖尿病神経障害と呼ばれる糖尿病三大合併症です。また糖尿病は動脈硬化を促進させるので、心筋梗塞、狭心症、脳卒中などを起こすこともあります。

糖尿病を完治させるのは、なかなか困難で、治療には長い時間を要します。ただ最も重要なのは、血糖値をしっかり調整して、合併症を防ぐことにあります。
生活習慣を見直し食事療法、運動療法、薬物療法を適切におこなって血糖値の良好な調整を行うことが重要です。

高血圧

高血圧

血圧が慢性的に一定の範囲を超えて高い状態にあるのが高血圧です。主な原因には、肥満・過食、飲酒・喫煙、塩分の過剰摂取、運動不足、ストレスなどが考えられています。なお高血圧と判断される数値は、外来時測定で最高血圧が140mmHg以上、最低血圧が90mmHg以上の場合です。

血圧の数値が常に高い状態にあると、圧力によるダメ―ジを血管壁が受け続けることになります。血管壁は厚く、そして硬くなり血管の柔軟性が失われるようになります。この状態が動脈硬化です。狭心症や心筋梗塞、脳卒中、腎臓病などを起こすリスクが高まるようになります。なお高血圧は、自覚症状が現れないので、日頃から定期的に血圧を測ることが大切です。

高血圧の場合に最も大事なのが食事療法です。減塩はとても重要です。理想的には、1日の食塩摂取量は6g未満とし、これを厳守しながら栄養バランスのとれた食生活を行うようにします。また、運動不足の方は適度な運動(1回30~60分以上、週に3回以上の有酸素運動)をすることも大切です。

医師が薬物療法による治療が必要と判断した場合は、降圧薬を服用します。一種類で良い場合もありますが、症状によっては、いくつか組み合わされることもあります。

脂質異常症

脂質異常症は、LDL(悪玉)コレステロールや中性脂肪(トリセグライトなど)の値が慢性的に高い状態、もしくはHDL(善玉)コレステロールの値が慢性的に少ない状態を言います。自覚症状に乏しいので、血液検査や健康診断で指摘されて初めて気づく方が多いです。なお、脂質異常症の最も大きな要因は、食べ過ぎによるものです。

本来、コレステロールは体に必要なものです。細胞膜・ホルモン・胆汁酸をつくる材料でもあります。しかし、これが多すぎると血中のコレステロールが過剰になって動脈硬化を起こすようになります。さらに悪化すると、狭心症や心筋梗塞、脳卒中を起こすことがあります。

脂質異常症の治療は生活習慣の改善(食事療法、運動療法)と薬物療法です。
食事療法では動物性脂肪を含む食品やコレステロールを多く含む食品を減らし、食物繊維を多く含む野菜や海藻、きのこ類を摂ることでコレステロールを蓄積させないようにします。
運動療法については、無理のない軽度な運動(有酸素運動:1日30分程度のウォーキング)を可能であれば毎日行うようにします。このほかにも、休暇や睡眠を十分にとる、禁煙するといった生活全般を見直すことが重要です。

上記のような改善方法だけで効果がみられない時は、コレステロールや中性脂肪を低下させる薬物療法が行われます。

高尿酸血症(痛風)

血液中の尿酸が多くなり過ぎている状態が高尿酸血症です。水分に溶けにくい性質の尿酸は、血液中では尿酸塩として存在しています。そして尿酸が過多になると、針状の結晶ができ、これが関節などに溜まると、激しい痛みを引き起こすようになります。

体の細胞は、毎日の新陳代謝で新しく作り変えられています。その結果、細胞の核からプリン体という物質が生成されます。このプリン体が、尿酸の元になります。なお、プリン体はレバー類、干し椎茸、魚卵類、えび、かつお、いわしなど一部の魚介類に多く含まれています。そしてアルコール飲料には、尿酸値を上昇させる作用があります。こうした飲食物を好む人は、尿酸値が高くなりやすい傾向があります。

治療で最も重要なのは生活習慣の改善です。食事療法では、プリン体を多く含む食品の摂取を控えめにし、野菜、海藻、きのこ類を中心とした、バランスの良い食事することです。また、早食いをしない、規則正しい食生活を送る、禁酒や節酒を行うなどです。運動療法については、無理のない適度な有酸素運動(1日30分程度のウォーキング)を行うことが理想的です。

また上記の治療法に併せて、尿酸の生成を抑制する薬や尿酸の排泄を促す薬などが医師の判断で処方されることもあります。

内科、呼吸器内科
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